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かつおぶしのまち

 

かつおぶしのまち
 

かあさんの故郷は、鹿児島県の南の先っぽ、まちでは、みんながかつお節を作っている。おじいちゃんの乗ったかつお船が港にかつおを運んでくると、かつおは切り分けられ、ゆでられ、いぶされ、乾かし、6カ月もかかっておいしいかつお節になる。かつお節を煮た汁も、とりのぞいた骨も内臓も手を加え、塩辛やペットフードにと無駄なく使う。かつお節ができるまでを、主人公の女の子と一緒に楽しく見学するような絵本。