児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

くまのピエール

 

おもちゃやで騒ぎを起こしたくまのクローネは、ちょうどそこにきた女の子スティーヌに、2クローネ(40円位で)てひきとられました。大好きなスティーヌとピエールは、いつでも一緒にあそびますが、ピエールは、石をじゃがいもとまちがえたり、お月さまを2銀貨とまちがえておいかけたり、初めて見た雪であそんでいるうちに雪玉になっちやったりと、次から次へと大騒動をひきおこします。読んであげれば5歳くらいから楽しめそう。オルセンの挿し絵は、いわゆるかわいい絵ではないのに、なぜかとっても魅力的。一度見たら、他の絵では納得できなくなりそうです。こぐま社さんは、ロングセラーで売ってくださる出版社さんですので、ぜひ、この作品も息長く販売して欲しいです。