児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

わたし

 

「わたし」は、みる人によって呼び方が変わる。家では、「お姉ちゃん」だったり「妹」だったり。学校では、「友だち」だったり「生徒」だったり。犬から見ると「人間」だし、宇宙人から見ると「地球人」。知らない人から見ると「だれ?」。

左ページに同じ姿の「わたし」がいて、右ページにいろんな関係、立場の人が描かれる。ジェンダー的視点で見ると、「わたし」は赤いスカートで、男の子がズボン姿に自動車のおもちゃを持っている一方、お母さんが新聞を読んでいて、お父さんがエプロン姿で料理しているのは、当時としては画期的?!

読み聞かせでは、メインの絵本と組み合わせるのにおすすめです。 (は)