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こぐまのくまくん

 

こぐまとかあさんぐまのやりとりでつづる4つのお話。

ある寒い雪の日、くまくんは外へ出ては、帽子、オーバー、ズボンを着に戻ってきますが、最後に自分に温かい毛皮があることに気づく。

誕生日なのにお母さんがいないので、バースデースープを作り始めたくまくん。集まった友だちといよいよ食べようというとき、おかあさんが大きなケーキを持ってあらわれる。またある日のくまくんは、宇宙帽をつくって月へ飛んで行こうと考えます。

かあさんぐまは、掃除をしていたり読書中だったり、ミシンをかけたりしながら、そんなくまくんに応じ、うそっこ遊びにつき合います。

最後は、それまでの3つの出来事を、かあさんぐまが寝物語に語って聞かせて終わる。

センダックの挿し絵は、こぐまのいきいきした姿はもちろん、にんじん、じゃがいも、えんどうまめ、トマトをつかったバースデースープの滋味豊かな味まで感じられるよう。
原書はハーパー社より、”An I can Read Book”シリーズとして出版。「読んでもらう」から「自分で読みたい」と思い始めた子どもにおすすめです。 (は)