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サブリエル=冥界の扉

 

サブリエル―冥界の扉 (古王国記)

サブリエル―冥界の扉 (古王国記)

 

 舞台は20世紀初頭の英国に似た架空の世界。車や銃と魔法が共存する。寄宿校生の少女サブリエルは、大魔法使いである父アブホーセンを救うため、防壁を越え古王国向かう。太古の魔法で猫の姿に閉じ込められたモゲット、石から蘇ったタッチストーンと共に、悪意に満ちた死霊と対決する。オーストラリア・ファンタジー大賞受賞。世界の創りは甘いが、類書の中では、物語性がありイメージもくっきりしていて読みやすい。