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魔女が相棒? ねぐせのヤマネ姫

 

魔女が相棒? ねぐせのヤマネ姫

魔女が相棒? ねぐせのヤマネ姫

 

「この子かねぇ」とささやく声が聞こえた。気が付くとサヤは不機嫌そうな魔女に連れられ、別な世界に連れてこられていた。雪の角という大魔女の呪いのせいでお城の人々が動物に変えられたが、年に一度人間に戻り、全員いるか、雪の角の使い魔にチェックされる。不機嫌魔女は、やっと逃がしたお姫様の身代わりをサヤに務めて欲しいというのだ。だけど、なんでそんな呪いが? サヤは気になってたまらない。とことん追求するサヤのおかげで、誤解が解ける物語。柏葉さんらしく導入や、不機嫌な魔女の描写などおもしろいけれど、なんとなく作った感を感じてしまう物語展開なのが残念!