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ふしぎなようせい人形

 

ふしぎなようせい人形: 四つの人形のお話4 (四つの人形のお話 4)

ふしぎなようせい人形: 四つの人形のお話4 (四つの人形のお話 4)

 

 4人兄弟の末っ子エリザベスは、不器用で何をやってもうまくできません。おねえさんやおにいさんにもバカにされ、自信がありません。ところが、あるクリスマスにひいおばあさんが、毎年クリスマスツリーに飾っているお人形をエリザベスのおまもりようせい人形にしてくれます。それからというものエリザベスが何か忘れそうになったり、困ったりすると、どこからかチリーンというようせい人形の合図が聞こえてきて、エリザベスはハッとして、失敗しなくなっていきます。子ども時代に偕成社班 

ふしぎなお人形 (世界のどうわ傑作選)

ふしぎなお人形 (世界のどうわ傑作選)

 

 でこの本を読み、とても好きだった。エリザベスがようせいのために作るおうちも大好きだったし、お人形の存在感がとてもリアルで、こんな人形が欲しいと思っていた。私自身が不器用だったので、エリザベスに親近感を感じていたのも大きいかもしれない。ちょっと自信がない私のような子どもに、この本は大きな励ましになると思う。