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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

いもうとなんかいらない

 

メアリー・ケイにはスザンヌという小さな妹がいます。ブランコに乗ると押してくれと言う、絵を描いているとまねして紙からはみ出す、お茶を飲んでいるとひっくり返す。いもうとがいても、良いことなんてないので、誰かの家にあげようと決めます。おねえちゃんが、いもうとをじゃまに思うお話ってアルアルですが、妹をあげると言われた周りの大人たちの対応がとても良い。「そんなことを言ってはいけない」とか叱られたって納得できませんよね。共感をもって読んだ小さな子が納得する展開になっているのがとても良いです!