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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

みどりの森のなかまたち

 

野原を歩きながら、花や草、木の話をして楽しむ「のはらクラブ」のお話、夏編。

今回はカツラの木の下に集合と、のはらおばさんとのんちゃんが出かけたのに、誰も来てない?・・・と思ったら、パーン、パーンと音がして、木のかげからみんなが飛び出してきて。すずちゃん、カーラちゃん、わこちゃん、みいちゃん、こんちゃんが、カツラの葉っぱを手にのせて鳴らす遊びを教えてくれます。途中で、もこちゃん、めいちゃんも加わって、みんなは森あるきを楽しんで、最後はおひるねひろばで気持ちよく寝てしまいました。

たかどのほうこさんが住む北海道で見られる木のいろいろ。クラブのメンバーが、自分にちなんだ名前のつく木のことを、お互い教え合います。カーラちゃんはカラストマラズ(タラノキ)、わこちゃんはイヌコリヤナギ、ほかにネコヤナギ、キツネヤナギなどなど。ホオノキの使い道には、思わず「へー!」と声が出てしまうようなうんちくが、楽しく散りばめられています。 (は)