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地底都市コロニアル6フォール 自由への落下 下

 

フォール 自由への落下(下) (地底都市コロニア 6)

フォール 自由への落下(下) (地底都市コロニア 6)

  • 作者: ロデリックゴードン,ブライアンウィリアムズ,Roderick Gordon,Brian Williams,橋本恵
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2017/03/07
  • メディア: 単行本
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 バロウズ博士と2人きりになったウィルは、地下基地を見つける。どうやら世界大戦中に作られた基地と思われ、そこにあった物資で地上に戻る。地上では無事にドレイクや養母と再会できた。だが、チェスターたちを救いウィルスを阻止するため、再度地下にもぐる。地下でチェスターたちと合流を果たした一行は、バロウズ博士の思惑もあり、さらに地下を目指す。そして地下に謎の文明があることをつきとめた。そしてレベッカたちの痕跡も。一方地上部隊は作戦が失敗し、バロウズ夫人はつかまりダークライトの尋問にさらされ、廃人と化すが同情したコロニア人に引き取られる。そして、地下世界ではウィルたちは第二次世界大戦中のドイツの爆撃機が空を舞うのを見て愕然とするのだった。
とまぁ、ますますエキサイティングしながら続く、で終了。だらけたバロウズ夫人が、急に母性にめざめて強靭な戦士の心を持ってしまったり、あれだけ抜け目ないスティックスが地上との大規模通路に気づかなかったり、大規模通路があれば、それなりの応援要請可能では?だったりとつっこみどころ満載だが、ともかく読んでしまう。漫画化連載したら、こうしたアラがめだたなくなるから人気連載になりそう。