いじわるでこわい魔女のアガサは、たった一人で昔ワシが作った巣の中に暮らしています。ところが、ある日、他の鳥の巣に卵を産み付けるカッコーがそこに卵を産み付けていきました。アガサは怒りまくりますが、卵の母鳥が見つからない中で、他の鳥たちがアガサが育てるのは無理だといわれ、意地になって卵を温めてヒナを孵します。ヒナを懸命に育て、マジョドリと名付け、二人はすっかり仲良くなりますが、マジョドリは渡りの季節が来て去ってしまいます。すっかり落ち込むアガサ、マジョドリは帰ってこないという言付けをよこしますが、結局アガサに会いに帰ってきてハッピーエンドとなる物語。ありがちなおはなしだけど、ヒナがアガサに、自分が卵からかえるときの話を何度もねだるところなどは、ほのぼのとしていていい感じです。