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ヤナギ通りのおばけやしき

 

ヤナギ通りのおばけやしき

ヤナギ通りのおばけやしき

 

 ヤナギ通りのこどもたちは、ハロウィンになると通りのどの家に行って「いたずらか、おかしか!」と叫んでもいいことになっていました。でも、誰も行かない家が一軒あります。誰も住んでいない古い家です。ところが、あるハロウィンの夜、リリーとビリーが通りかかると、家に灯がついています。そこでビリーが呼び鈴を鳴らし出てきたおじさんに「いたずらか、おかしか!」というと「いたずらをあげよう」と言われてビックリ。おじさんは不思議な手品を見せてくれましたが、すると他の子どももやってきて、気が付けばヤナギ通り中の子どもがやってきました。そして子どもたちが来ないのを心配して探しに来た大人もやって来て、みんなはこの家で楽しいハロウィン・パーティーを開きます。おどかしに来たのに「いたずらをあげる」と言われてビックリという展開はちょっと愉快。さいごに、オマケの手品のやり方もついています。