いつもおとなしい黒崎さんが作文コンクールで一等賞を取りました。その日から変な噂がクラスでささやかれるようになります。黒崎さんの作文は盗作だというのです。かおるは、そのことが気になってたまらなくなります。本当のことを知りたい一心で、いつもはひっこみじあんのかおるですが、思い切って友だちの西村さんといっしょに黒崎さんの家を訪ねることにしました。そして知ってしまった「本当のこと」、それは知りたくなかった真実でした。
ひみつ、という響きにひかれるのか、古い本だが定期的に借りられる。読書好きのおとなしい女の子が自分を重ねて読んでいるのかもしれない。