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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

インクレディブル・ホテル

 

ステファンは、インクレディブルホテルの見習い。いつかお菓子作りをしたいと夢見てるけど雑用ばかり。家では、ずっと練習しているのに、何もやらせてもらえません。ホテル100周年のパーティーで、気難しいドローネ公爵夫人をお迎えしなければならなくなります。ステファンは、シェフのザガットさんにアドバイスしようとして追い出されてしまいます。でも、ステファンがいないせいで、当日はザカットさんは大寝坊。ドローネ公爵夫人が激怒しているところに、ステファンはすてきなクラカンブッシュを持って駆け付けます。華やかな色彩と、認められていなかった男の子が、認められて自分の居場所を手に入れるという物語は定番だけど、楽しく読める。