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水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ

 

真珠湾で突然の攻撃で命を落とした船員たちも広島の原爆の下にいた人々も、一人一人が人生を持っていた。全体ではなく、その一人一人の姿を紹介することで、戦争の悲劇を伝える。その背景には、著者が子どもの頃に住んでいたハワイで撮ったホームムービーの背景に、真珠湾で沈むことになるアリゾナ号を大人になって気が付いたこと、軍医として日本に駐在していた時に、偶然見かけた男の子と後年アメリカで再会。彼が被爆者だと知ったという個人的なた意見がある。戦争は、近くにある自分自身に起こりえるかもしれない事。今こそ、そのことを忘れたくない。