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聞いて聞いて! 音と耳のはなし2024課題図書中学年)

 

科学絵本だが、内容は意外と難しいので課題図書でも中学年の部に入れられたことに納得。執筆はオーディオの専門家だが、児童書向きにはふだん書いていないようだ。冒頭、赤ちゃんが泣くと誰かが来てくれるとあるが、それは誰かに「聞こえた」からだだが、それには触れず君も声を出してみようと進み、音が空気のふるえであることを言ってから、聞こえる仕組みへつなげる。音は、発生とそれを受け止めてセットだがら、最初のだれかが来てくれるでも「聞こえたから」を入れ、再度自分でも声を出してとくりかえしてもよかったのでは?と思った。そして振動が大きさにより音の大小が生まれることを説明した後に、振動数が多いと高い音、少ないと低い音になると音の高低」について説明され、さらにものすごく高い音(超音波)は人間には聞き取れないものがあるとのべられる。でも、これって理由があるの? 聞こえないということは、音が小さいとは言えないの? など読んでいて私は考えてしまった。この後も音の伝導についても解説されているけど、この理由も書いていない。難しいから? なんか、音の現状解説ではあるけれど、なぜ? は追及が弱い感じがした。もし、これで感想文を書くなら、音の不思議についての「なぜ」を自分で調べて自由研究と兼ねて書いてもいいかもしれない。