引っ越してきた町で、お城のように立派な建物を見つけたパトリシア。ママに話すと、それは図書館で、誰でも入れるし、本を借りて家に持って帰れるのだと、教えてくれました。
それからというもの、学校の帰りに図書館に通うようになったパトリシアは、図書館員のクリービーさんと顔見知りになります。パトリシアが、鳥が大好きでいろいろよく知っていると見て取ったクリービーさんは、ある日パトリシアを、図書館の中でも特に貴重な本をしまってある特別室へ案内し、革表紙の大きな画集を見せてくれました。
そこに描かれている鳥の、それはそれは美しいこと!パトリシアの”鳥”熱は、ますます燃え上がり、小学校にその後60年続く鳥類クラブをつくるほどになったのです!
ポラッコさんの人生を開いた、図書館”員”との出会いの物語。 (は)
