『特別支援学校での読み聞かせ 増訂版』
―都立多摩図書館の実践から
執筆・発行 東京都立多摩図書館
2024年3月25日発行 319円+税
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小学校の読み聞かせボランティアをしている文庫のお客さんから、特別支援学級の読み聞かせの相談を受け、手に取りました。
特別支援学校は、年齢にくわえて障害の種類によってわかれ(視覚、聴覚、肢体不自由、知的、病弱)、さらに実際の子どもたちは、重度や重複障害のある子どもがいます。
都立多摩図書館での実践にもとづいたおすすめの絵本について、カラーの書影とともに、タイプ、あらすじ、読み方の工夫、子どもたちの反応がまとめられています。
おすすめのわらべうたや、ストーリーテリング(特に視覚障害の子どもへ)の紹介や、コラムには「中学部・高等部の生徒への配慮」「手話によるおはなし会」「おはなし会で使っているグッズ」なども。
読み聞かせの手法として、一対一で語りかける、ダイジェスト読みや言葉を易しく言い換える、また、プログラムを考えるために子どもの状態や興味などを事前に聞きとるなど、このように個別な、臨機応変な対応には、知識や経験、準備の時間と労力が必要です。特別支援学級とはいえボランティアさんに求めることではないなあと思うのですが、現実には行われているので、こういった資料をぜひ参考にしてもらいたいです。
2013年の増訂版。 (は)