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シーラス山の村の生活(シーラスシリーズ8)

 

シーラス 山の村の生活 (児童図書館・文学の部屋―シーラスシリーズ 8)

シーラス 山の村の生活 (児童図書館・文学の部屋―シーラスシリーズ 8)

 

 ウマガラスの態度は変わらず、時々やってきては食べ物をせびる生活が続く。下の村では皮膚病(とびひのような)が発生。クリストファーネとメリッサは治療を助ける。

山の村には、商人の家から逃げてきたヤペトスが加わり、メリッサの向学心に火がつく。なにがなんでも商人になろうとするメリッサ。山の村では、シーラスもカワウソ猟師も、男の仕事、女の仕事のわくを超えようと動き出す。それぞれの個性がぶつかり、トラブルもあるが、村の暮らしは、新しい挑戦を迎える。そしてヤペトスに続き、弟のヨリムまで村に来てしまうのだった。