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シャーロットとしろいうま

 

シャーロットの家に、ミルクみたいにまっ白な馬がうまれました。名前は「あまのがわ」。シャーロットは、「売らないで」と父さんに頼んで、ひとりで懸命に世話をします。やがて、花が咲きそろいぶどうは甘く香り、お祭りの季節がめぐってくると、大勢の人たちがシャーロットとあまのがわを囲んで「おたんじょうび、おめでとう!」と歌ってくれました。ふたりはもう、寂しくありません。シャーロットはそれからも、あまのがわと一緒に過ごし、世話をつづけています。

愛しい気持ちと寂しさのただよう世界を、クラウスの文章とセンダックの絵が表現しています。 (は)