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スプーンおばさんのぼうけん

 

 スプーンおばさんの第2巻目は、ご亭主よりも動物や子どもとからむ冒険のお話。近所の男の子の忘れ物を届けるため、ネコ、レミング、テンの背中を乗り継いで学校まで行ったり、ジャガイモどろぼうの貧しいきょうだいと仲良くなって大事なブローチを探す探偵をしたり。親ではないおばさんと子どもたちの交流が温かいです。おばさんがティースプーンくらいに小さくなっても割とすぐ戻ってしまったり、「冒険」というには全体的に物足りなさを感じます。  (P)