世界各国の子どもたちがどんな風にクリスマスを祝い楽しむかを、細やかな美しい挿絵とともに。
最初のイエス誕生の物語に続けて、そのときそばにいた動物たち(め牛、コマドリ、ツチボタルなど)の物語があったり、楽譜付きの賛美歌やお菓子のレシピも紹介。
サンタクロースという呼び名の由来はオランダ、ヒイラギを飾るいわれはイギリスやアメリカ。フィンランドやノルウェーの子どもたちは、小鳥や動物、小人のための食べ物も忘れず用意すること。
イエスが生まれたうまやにちなんで、ごちそうの並ぶテーブルや床に干し草をしくというポーランド。インドでは、バナナやマンゴーの木に飾りつけをするなどは、なるほどと新鮮。
子どもたちが主役となって祝う楽しさが描かれることで、クリスマスは世界の平和を願い、人々の幸せを祈る日でもあるのです、という結びがとても腑に落ちます。 (は)