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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

いちばんたいせつなもの バルカンの昔話

 

読んであげれば低学年でも楽しめる。「三人の男とらくだの卵」は、ちょっとのんきでぼんやりした3人男の物語だが。そのおバカ加減がなんだか楽しい。「水の精と男の子」は、さらった男の子があまりにかわいいので自分の御殿に連れていくけれど、どんなに素晴らしいものを見せても家族を恋しがる男の子を帰してやる物語。など、あまり見たことがない物語や、にているけれどちょっと違う展開など、昔話は、やっぱりおもしろいなぁ、と感じさせてくれる。