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のはらクラブのちいさなおつかい

 

のはらクラブのちいさなおつかい (おはなしパレード)

のはらクラブのちいさなおつかい (おはなしパレード)

 

 のはらおばさんとのんちゃんが作った「あきののはらをあるきましょう」というポスターに誘われてやってきた7人の子どもたち。みんなおつかい用のバスケットを下げています。歩き始めてすぐにすずちゃんは「ちぢみざさの種はねばねばしてて、すずめの子の羽にくっついてほかの所で芽を出すのよ」と言ってバスケットに種を入れました。その後子どもたちは次々と秋の草花をみつけては、みいちゃんは子猫の体にくっつくというぬすびとはぎの種を、カーラちゃんはカラスの子が隠し場所を忘れてしまうというどんぐりを、それぞれバスケットにという具合。ほかにみずひき、だいこんそう、のぶき、いのこづち、おなもみの”くっつく種”や、子犬に似ているというからすうりの種などを見つけて存分に楽しんでいるうち、遊び疲れてうとうとしてしまった間に子どもたちは帰ってしまい、さて7人の子どもたちの正体は・・・?春の草花編『のはらクラブのこどもたち』冬の野原編『白いのはらのこどもたち』もあります。  (は)